2021-05-27 第204回国会 参議院 経済産業委員会 第6号
○国務大臣(梶山弘志君) 最先端のIGCC、石炭ガス化複合発電技術は、従来のUSC、超超臨界圧の石炭火力発電に比べCO2排出量を約二割削減をすることが可能であります。他方、最先端のIGCCであっても、一般的なガス火力発電よりも約七割CO2排出量が多いということであります。 そのために、将来的には、石炭火力発電を活用するためには、CO2の分離回収技術の実装が鍵となります。
○国務大臣(梶山弘志君) 最先端のIGCC、石炭ガス化複合発電技術は、従来のUSC、超超臨界圧の石炭火力発電に比べCO2排出量を約二割削減をすることが可能であります。他方、最先端のIGCCであっても、一般的なガス火力発電よりも約七割CO2排出量が多いということであります。 そのために、将来的には、石炭火力発電を活用するためには、CO2の分離回収技術の実装が鍵となります。
今回、その戦略の中には、日本の最先端技術を活用した環境性能がトップクラスのものでIGCCなど導入支援するということなんですけれども、国内で今後商用運転開始を予定しているところ、どこかあるかというと、勿来のIGCCパワーと広野のIGCCパワーが二〇二一年から運転開始予定だと。で、実証中のところで広島県の大崎クールジェンが実証中だということで、これ稼働もしていないということなんですよね。
これを私、見て、ううんと思ったんですけれども、燃料ごとのCO2排出係数、これは多い順に、従来型石炭火力、超超臨界圧の石炭火力、USC、そして石炭ガス化複合発電、IGCC、そして石油、LNG、こういう順番であります。石炭火力というのは、液化天然ガスの約二倍のCO2を排出すると書いています。
広野町、いわき市勿来に建設中の石炭ガス化複合発電、IGCCもイノベーション・コースト構想の一つです。政府はIGCCは効率がいいと言いますが、二酸化炭素の抑制効果は一五%にすぎません。イノベーション・コースト構想の名で石炭火力発電を進めることは、喫緊の課題である気候変動対策に逆行することになるのではありませんか。以上、経産大臣にお聞きします。
本構想に位置付けられるIGCCの開発、実用化は、非効率な石炭火力発電から高効率な石炭火力発電への新陳代謝を促すものであり、将来的な温室効果ガスの排出削減につながるものと考えております。 ALPS処理水の取扱いに関する御意見を伺う場の開催、決定に向けたプロセス及び幅広い意見の聴取についてお尋ねがありました。
現在、広島県の大崎上島では、高い発電効率が期待できる石炭ガス化複合発電、いわゆるIGCCにCO2の分離回収を組み合わせた実証事業を実施しています。今後は、IGCCに燃料電池を組み合わせた更に高効率な火力発電である石炭ガス化燃料電池複合発電、IGFCの実証試験も実施する予定です。IGCC、IGFCの実用化により、環境負荷の少ない石炭火力発電が活用可能になります。
IGCCもIGFCもCCSをつけて、大崎クールジェンだとか磯子とかでやっていますが、私は、CCUSを研究開発することについては、積極的ではありませんけれども、まあいいんじゃないかというふうに思いますけれども、私は、このCCUSを前提にした政策をごりごり進めていって、その道しかないというのではいかぬな、やはり複数シナリオをつくっていかないといかぬのではないかというふうに考えている一人でございます。
そして、例えば、UNEP、国連環境計画の十年報告書には、バランスよく移行することが必要であるが、石炭火力発電のフェーズアウトは欠かせないというふうに記載をされておりまして、また、火力の燃料種ごとのCO2排出係数を比較すると、先ほど先生が触れられたIGCCであってもLNG火力の約二倍である、そういうふうに承知をしています。
IGCCというのは、この間、経産省がこの場に来て、三割CO2が削減されるねというふうに言っていましたが、もともとその三割のスタートがUSCの八百二十グラム・キロワットアワーなんですよね。
今御指摘の大崎クールジェンについては、IGCC技術を用いた石炭火力発電の高効率化を図るとともに、CCUS関連技術の実証事業等にも取り組んでいるものと承知しているところであります。
ただ、回答はいいんですが、一つ確認してほしいことがあるんですが、IGFCだと、中国電力から聞いたところによると、USC比で約三〇%の削減ができるという形で正式な文書で出ておりますので、たしか一〇%はIGCCの間違いではないかと思います。(南政府参考人「IGCCで一〇%」と呼ぶ)あっ、IGFCの現在は三〇%減というふうにお聞きしております、済みません。 では、次の質問に移ります。
広島県の大崎上島では、委員御指摘のとおりでありますが、高水準の高効率石炭火力発電技術の確立を目指しまして、石炭をガス化した上で燃焼させて発電いたしますIGCC、これは石炭ガス化複合発電技術でございますが、これの実証事業を行っておりまして、これまでに、従来のUSCの石炭火力発電に比べましてCO2を約一割削減できるという見通しが立っております。
また、脱炭素社会の実現に向けまして、石炭火力発電からのCO2排出削減に取り組むことも必要不可欠だと思っておりまして、現在、当省におきましては、高効率な石炭火力発電技術の確立を目指しまして、石炭をガス化した上で燃焼させて発電するIGCCにCO2分離回収を組み合わせた事業を二〇二〇年度までということで取り組んでいるところでございます。
例えば、今、石炭技術で一番先端を走っているのが石炭ガス化複合発電、IGCCと言われるものですが、スタートは一九七四年頃であります。そこから、最初は空気吹きとか酸素吹きとか等々をやって、現在、千三百度の勿来のプラントのものが今建設中、あるいはおおよそ終わりつつあるという状況ですので、見ていただきましたら、七四年から二〇二〇年、四十年以上関わると。
そういう意味で、旧来の石炭火力なんかも、IGCCなんかを導入することによってCO2を減らすということも可能ですし、要は石炭のガス化なんですが、ガス化することによって、ガスだけじゃなしに、燃料だけじゃなしにいろんな使い方もまたできるようになりますし、それらもトータルに含めて考える必要があるように思うんですが。あと、産業構造そのものも変える必要がありますねと。よろしいでしょうか。
今、省エネ法なんかもあって、規模要件を撤廃しなくても、実質的にはできないんだよということを環境省は言いますけれども、では、例えばIGCCだとかIGFCが出てきたらどうなのかと私が聞いたら、それは先生おっしゃるとおりかもしれませんねと。つまり、技術が進歩してきたときに、もうあと一年、二年、三年したら、規模要件を撤廃していなかったら、石炭火力できますよ、大臣。
最新の例えばUSCあるいはIGCCであったとしても、旧型のLNGよりも排出係数が高かったりします。この辺は全然クリーンでも何でもないというところであります。 また二番目に、日本がインドや中国、アメリカの石炭火力を最新鋭のものにかえたら、これはCO2の排出量を十二億トンぐらい削減できるから貢献できるんだよねという話がありますが、これらの国々が出している排出量は六十七億トンです。
今委員おっしゃいましたように、SDGsやESGの考え方などにより、なかなかやはり火力発電所、石炭火発を取り巻く環境というのは難しいことになっているわけでありますが、高効率化に向けた取組をしていく中で、IGCCやIGFC等の次世代の高効率石炭火力発電の開発、実用化を推進しておりまして、環境負荷の一層の低減に配慮した石炭火力発電の導入を進めてまいりたいと思っております。
現在、福島で建設中の最も高効率のIGCCと呼ばれる石炭ガス化複合発電所は、年間五百二十四万トンの二酸化炭素を排出すると推計されます。これは百万世帯分の年間のCO2排出量に匹敵します。そして、一度建設されれば何十年とCO2を排出し続けます。 パリ協定と整合的にするためには、日本でも二〇三〇年に石炭火力発電をフェーズアウトする必要があります。
また、今後の石炭の高効率化の可能性でございますけれども、最新鋭の技術を導入することで、従来の石炭火力に比べますと、CO2排出量を一割以上削減することが可能と考えておりまして、また、更に高効率化に取り組むことによりまして、いわゆるIGCCといった技術が商用化されますと、更に一割以上削減することが可能であるというように考えてございます。
石炭火力について、高効率化するから大丈夫だみたいな話があるんですけれども、三枚目の資料の下を見ると、これは火力発電のそれぞれのCO2の排出係数の比較ですけれども、IGCC、現時点で最新鋭と言われる石炭火力でも、LNG火力と比べると二倍近い、そういうぐらいのCO2の排出量になっているわけですね。IGFCになると〇・五九だというけれども、これはまだ実用化されていない技術であります。
○若松謙維君 そうすると二、三割の効果があるということなんですけれども、先ほどのこのダイベストメントですか、脱炭素というこういう動きも事実としてあるわけですので、そうすると、何かIGCCよりも世の中は先に行っているのかなと。
じゃ、さらに具体的にIGCCという石炭火力の効率化、新しい技術、これが今、日本では広野と勿来、これは福島ですね、あと広島県に、今三か所やっていると。
先生に今御指摘いただきましたIGFC、これは先ほども申し上げましたが、IGCCに比べましてCO2排出量が少ない点でより優れた技術でございますが、IGFCはIGCCに燃料電池を組み込んだものでございまして、基本的にはIGCC技術を基にしております。
○鎌形政府参考人 まず、石炭火力発電の排出係数ですが、最新鋭石炭火力であるIGCCでも〇・七一ということでございまして、最新型の天然ガス火力発電のGTCCの排出係数は〇・三二から〇・三六となってございますので、石炭火力発電の排出係数は、最新のものであっても天然ガスのおよそ二倍ということでございます。
○塩川委員 IGCCが最新型の石炭火力とされているわけです。USC、それ以前の超臨界等々従来型の石炭火力と区分がされているわけですけれども、御案内のとおり、この最新型の石炭火力においても、天然ガスの発電に比べて二倍のCO2の排出の規模だとされておりますように、石炭火力というのが大量の温室効果ガスを発生させるということが問題となっているわけです。
○鎌形政府参考人 私どもで把握しております新増設計画の中の計画では、USCと呼ばれるものと、IGCCと呼ばれるものの計画がなされております。 USCは、超超臨界圧発電と申しまして、SC、超臨界圧発電の発展型でございます。微粉炭を燃焼させ、蒸気タービンを回すことにより発電する方式であります。
本件は、チリに五百メガワット級の石炭ガス化複合発電、いわゆるIGCCの導入を目指した案件でございます。本件導入に向けまして、平成二十六年及び平成二十七年度に、二国間クレジット制度の活用を含む実現可能性調査、いわゆるFSを実施いたしました。
それに、さらに発電効率の高いIGCC、石炭ガス化複合発電も二〇二三年を目標に導入が検討されております。 このポーランドというのは石炭産出国でありますし、そしてまた、四十年以上前の社会主義体制下でつくられた古い建設所、古い発電所をどんどん切りかえていかなきゃいけない。そういった中で、エネルギー対策と同時に温暖化対策としても日本のこの高い技術の活用というのが重要だと思います。
すなわち、これは、発電事業者に対して、自主的な枠組みの努力とともに、省エネ法に従って石炭火力の高効率化を進める、すなわち、最低でもUSCレベル、IGCC、IGFCレベルを進めていく、そして、LNGとも組み合わせて一対一以上の効率を達成する、一方で、電力の小売事業者に対して、エネルギー供給構造高度化法に基づいて四四%の非化石電源、再エネ、また原子力というところを導入することで、エネルギーミックスの目標
○田嶋(要)委員 これは私、きのう聞いていても、例えばUSCで始めたのが、IGCCが出てきたからといって途中で切りかえるということはできないという話も聞いておるんです。二、三年かかるという話ですけれども、建設を始めた途中で、では、先ほど大臣がおっしゃったように、コジェネしか認めないよなんという新たな規制が加わったら、その人たちはひっくり返っちゃいますよね。
石炭火力につきましては、先ほど直嶋委員からもお話がありましたけれども、まず一点目としましては、いわゆる石炭ガス化技術、IGCCという次世代の炉につきまして技術開発を進めるというようなことを考えておりまして、本日、次世代火力発電の早期実現に向けた協議会を立ち上げることといたしております。
国際的に見ても遜色のないCO2削減目標を持つという中で、今回、二六%という石炭については数字になって、これはコストの点では非常に貢献をしておりますが、一方で、まさにおっしゃるようにCO2が多く出るということは事実でありまして、やはり先ほど御答弁いたしましたように、現在の日本が持っている石炭火力発電所の半分はまだ古いものでございまして、これはやはり超超臨界という新しいものに替えていくとともに、いわゆるIGCC